考えたヒント

日々是考えたこと

森岡 正博先生と「いのち」について考えたよ

というわけで
いってきました。

平成26年度堺市・大阪府立大学連携「連続セミナー」
第4回「人間の生命の尊厳について」
講師 大阪府立大学 現代システム科学域 環境システム学類 教授 森岡 正博

といういろいろ長い名前の講演会に。

講演の最初は
「いのちの尊厳」について。

カントにはじまり
森岡先生の考える「人間のいのちの尊厳」の
3つの局面について。

「人間のいのちの尊厳」の3つの局面について
(1)人生の尊厳
(2)身体の尊厳
(3)生命のつながりの尊厳

身体の尊厳のなかで
兵庫医科大学のケースを
紹介しながら
「長期脳死のこども」は脳死状態のままで成長するという事実
というお話がありました。

身長が伸び、体重が増えるとのこと。

脳死というものについて
あまり深く考えたことがありませんでしたが
自分のこどもが・・・
と考えると親としてどうするのか
ということをふと考えました。

息をしていて
カラダも暖かく
心臓も動き、カラダも成長する・・・。
ただし、返事はない。

この状況に直面したときに
親はどうするのか

森岡先生の話はつづき

「答えがでないことに耐えよ!」

とおっしゃっていました。

考えることをやめてはいけない。
ただし、答えがでるとはかぎらない。
そもそも、答えがないかもしれないのだから。

といわれているのかと勝手に解釈しております(笑)

普段考えないことについて
考えるキッカケをいただきました。

参加してよかったな と思えました。

生命学に何ができるか―脳死・フェミニズム・優生思想

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生命観を問いなおす―エコロジーから脳死まで (ちくま新書)

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自分と向き合う「知」の方法―考える力をどう磨くか

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無痛文明論

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決定版 感じない男 (ちくま文庫)

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